
1960年代前半は高校生で舟木一夫の「高校三年生」が歌われていたが、西洋に憧れていたので、洋楽をラジオで聞いたものだ。
リックネルソンの「ハローメリールー」を今でも覚えている。カントリー&ウエスタンが好きで ニュー・クリスティ・ミンストレルズの「グリーングリーン」も良いなと思った。
コロナ禍で旅がままならず、退屈な日々、NHKBSプレミアムの番組表で米国映画「アラスカ魂」の文字を見つけた。ジョニー・ホートンの楽曲「アラスカ魂」を聞いた過去の記憶が蘇る。この曲が1960年の映画の主題歌とは知らなかった。当時はカラーテレビはなく、貧乏教師の家には白黒テレビはなく、映画館に行く銭もなかった。
ジョンウエインがアラスカの金鉱山で一攫千金、皆がノースツーアラスカ、男性ベースがウエイアップノースと伴奏する。美しい風景をカラーで表現する。カラーテレビの無い時代にこんな美しい映像表現、カラー全盛の現世を越えている。人類は時代と共に堕落する様だ。
1971年にジョン・デンバーの「カントリー・ロード」がヒットした。「故郷に帰りたい」、高度経済成長の1960年代、10年経過すると反省の時期に突入する。
アベノミックスの経済一辺倒の2010年代、2020年になるとコロナ禍で経済一辺倒の政治も反省期に入ったのだろう。