近くの公園でウサギに偶然遭遇した、ウサギ追いしかのやまだった。岡崎城下のウサギ小屋の住人が日の出前の3時半に高速道路の入り口を通過して出雲大社と国宝松江城を道標に定め旅をした。
サメを騙して丸裸の因幡の白兎、絶世の美女の求婚旅の先輩の神々に海水が薬と騙され七転八倒、荷物運びの心優しい大黒様、真水で洗って一件落着。絶世の美女は大国主大神様を旦那にして大団円。神国の美女の判断基準は心の有様なのだろう。
増税で苦しむウサギは「一国一城の主」が夢、国宝松江城を見て大満足。
国宝とは何物ぞ、一隅を照らす此れ即ち国宝なり、仏教的解釈である。
世俗的には江戸時代までに建てられ現在まで残っている現存天守、松本城・犬山城・彦根城・姫路城・松江城の五基が国宝、弘前城・丸岡城・備中松山城・丸亀城・松山城・宇和島城・高知城の七基は重要文化財。お遍路の四国に四城の重文、戦争と無縁だったからだろう。
「国宝、国宝といばるな国宝、国宝重文の成れの果て」
帰路に福知山城に立寄った。外観復元天守で名古屋城と同じ。以前に訪れた掛川城は木造復元天守で名古屋市長は真似して「どえりゃあでっけー」天守にする。
バイザウエイ、岡崎城は復興天守なる肩書を持つ。西三河を照らす此れ即ち国宝なり。