風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

決める政治の不安

2014年12月17日 08時08分08秒 | 随想

今回の衆議院選挙の政党名を投票する比例代表北海道ブロックで支持政党なしが約10万票を獲得し、社会民主党の5万3604票や次世代の党の3万8342票を越えた。

無効票になるのが世間常識であるが、何でも許される規制緩和の世間では支持政党なしなる政党名が許される。支持政党なし党 とすれば誤解は緩和した。

憲法解釈を閣議決定で自分勝手に変える与党が国民の良識を逸脱する行為を規制する能力は無く、純粋に支持政党なしと思う国民の投票が支持政党なしなる政党を支持したことになれば詐欺商法の被害者と同等で平和でいられない。

今年のノーベル平和賞受賞者発表の直前、オスロ国際平和研究所長が、憲法9条を保持する日本国民を最有力候補に挙げた。

改憲に反対する日本国民は与党の首相が憲法9条を拡大解釈する事に戸惑いを禁じえない。

所長は憲法9条を保持する日本国民なる団体を表彰対象と誤解した様子であるが、日本国民は一枚岩でなく、浜の真砂の様に無数の見解が存在する。無数は〇でなく、表現できる数字が無いと言うことである。言葉の解釈の規制緩和を無制限に許すのではなく、母国語を大切にする心の規制を強化する必要性を痛感するのである。

党利党略で勝手に決めた選挙制度で圧倒的多数の議席を保持する与党は、国民の様々な意見に耳を傾け丁寧に時間を掛けて説明すると慇懃にして無礼な態度で語るが、最後は民主主義の伝家の宝刀である多数決の論理で決めることが明白、日本国民はその残像で政治不信になっている。

ブログランキング・にほんブログ村へ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。