風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

諸法は皆是れ因縁生 613号

2009年08月08日 06時29分33秒 | 随想
きっかけから関係が出来、連鎖する因縁を実感している。信州善光寺の門前町で少年時代を過した。就職した洋菓子屋の社長が禅坊主だった。妻を娶り自宅を構えたのが岡崎市である。

転勤した琵琶湖の畔に天台宗延暦寺があり、西塔の居士林の参禅会に行き、岡崎出身の僧侶から回峰地獄なる荒行を紹介される。役行者の山岳修験を伝承している。そして食事作法を学んだ。食事は神饌である。

定年退職して受講したハローワークの職業訓練がバイオテクノロジーだった。老後は農夫が夢だった。講義内容は2重螺旋構造のデオキシ・リボヌクレリック・アシッドDNAの生命設計図などハイテク・バイオで、研究者以外に職が無く、凡人には再就職不可能である。悪夢を見た。

関係の無いトール・コレクションの職を得て、休暇に飯田市座光寺の果樹農家に援農ボランティアに出向く。無宗派の本田善光の元善光寺の所在地で、信州善光寺の元であり、天台宗の僧侶がお勤めをする。

バブルの頃、虎の子の貯金で購入した株式が中部電力である。中部電力岡崎支社の前のスーパー銭湯・葵湯に農の匠なる産直市場が水田オーナーを募集しているから応募する。百町歩の農地を耕作する農夫の大将が人手不足を訴えるので手伝う。

きくらげの栽培をしている。夢のローテク・バイオである。農夫との世間話で節分の豆と餅を岡崎の滝山寺に奉納すると言う。小学校の先生が住職で世話になったご縁がある。そして竜美丘小学校に転勤し、そこは息子三人の母校である。

滝山寺は役行者を開祖とする愛知県最古の天台宗の寺である。早春に火祭りがあるから出掛ける事にする。又新たな因縁が生まれる。

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