風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

梅早春開、春に花咲く梅

2010年06月20日 07時21分22秒 | 随想
梅早春開は中国の天童如浄禅師の正月の法話の一句。道元様が正法眼蔵に記録する。

梅、早春に開く

科学的には正しい。梅は冬の極寒に耐え、暖かくなる春に花咲く。学校で学んだ。

梅、早春を開く

国語の授業なら確実に赤点を頂戴するは必定、落第生の烙印を押される。

梅花が春を告げるのか、春が梅花を開かせるのか、一字違いで大違い。

梅を現在の私、早春を未来の私と読めば、現在に一所懸命が明るい未来を築く。

山川草木悉有仏性なる言葉。梅が悉有、早春が仏性。時機到来で皆、仏様に成れる。

春に開く梅花を見て、梅酒の酔い、口中を唾で一杯にする梅干を思い出す様では修行が足りない。

「嗚呼、美しいな~~」無心で感嘆する日本人の心は情緒。

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