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正月2日と3日は箱根大学駅伝をテレビ観戦した。往路創価大、復路青学大、総合駒大が優勝した。
常識的には挽回不可能の大差を駒大アンカー石川の区間最速の走りで逆転したのが感動的だった。
個人種目のマラソンと違い、日本発祥の個人の集合体である組が一丸となって組の属する集団の名誉の為に一番を目指す競技であるから、大会最優秀選手賞の「金栗四三杯」は当然優勝チームから選ばれるのが筋だろう。
しかし最優秀選手はシード権を逃した東京国際大学のY・ヴィンセント(ケニア、2年)が留学生として初めて受賞し、授賞理由が二年連続の区間新記録達成の様である。昨年の大会は昨年で終了、今年の大会に引きずる事もない。
西洋の個人主義礼賛は、和を以って貴しと為す聖徳太子の御心に背く価値判断だろう。
国民総意は母校に優勝をもたらした駒大石川が一番価値のある選手と思うのであり、外国人留学生を選択したのは元総理大臣の安倍さんと同様の詭弁と思ったりするのは、頑固な老人の論理なのだろう。