正月恒例の神社仏閣の初詣は閑古鳥が鳴いた様だ。コロナ禍回避の政府の要請に対し、国民は従順だった。
そんな時世に鑑み老人は氏神様の初詣を中止し、NHKでなく視聴料のない民間放送の中継による箱根駅伝に熱中した。
三密回避を政府自治体は叫ぶが、意に反して一区の選手たちは全校密集して走行する。スポーツマンシップは権力者に批判的な反骨精神なのだろうか。
十四日後にコビッド19のクラスターの発生が無ければスポーツの効用が再評価される。
外国人留学生の活躍が際立つことも老人には不満である。モンゴル人等外国人に牛耳られる大相撲と同様に大和魂である聖徳太子の「和を以って貴しと為す」を葬り去り、結果万能社会礼賛なら御免こうむる。
外国人は選抜チームと為し、大学選抜と同様にオプション参加とし、ペースメーカーとするなら、モノで栄えて心が荒んでいる国民意識も変わるかもしれない。