風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

只管睡眠 905号

2010年03月02日 00時14分42秒 | 随想
食欲の秋に満腹になる野生熊、冬は穴でひたすら眠る。寿命が尽きると黙って消えていく。

動物園の熊は冬でも、檻の中をうろうろ歩き回る。人間に媚を売り、芸をする。食う為である。そして薬漬けにされ、老醜を世間に曝す。

金儲けの為にうろうろ世間を渡り歩き活動し、冬眠する事が無い現代人は人工の檻に生活する動物園人間。

春に種をまき、夏に肥料を与え、秋に収穫する古代人は、蓄えた漬物・干物・米を僅かに食べ、自然の檻の中で冬眠した野生人間。

野生熊が主催する野生熊の五輪は見た事がない。人種が人種を管理支配する人種の五輪は人種にとっては興味深いが、野生熊は無視してひたすら眠る。

野生熊と文明人の地球五輪、どちらが金メダルを獲得するだろうか。

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