風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

三人寄れば文殊の知恵 343号

2008年08月19日 16時38分40秒 | 随想
雪の白樺並木 夕日が映える 走れトロイカ ほがらかに鈴の音高く

ロシア語で数字の3のトロイカは、転じて3頭立ての馬橇である。

トロイカ体制はソ連で独裁者のスターリンの死後、権力が一人に集中するのを防ぐために書記長を廃止し第一書記・国家元首・首相の3人に権限を分散させる集団指導体制である。

「スターリン」とはペンネームで、「鋼鉄の人」の意味で、「自分の周りにいる人間は全て敵である」という妄想に悩まされる偏執病患者だった。ヒットラーも同様で独裁者は疑り深く他人を信用できない独善的な臆病な人間である。イデオロギーに関係なく独裁者は生まれる可能性がある。

三人寄れば文殊の知恵は過去の歴史を踏まえて日本人が考え出した生活の知恵である。違った考えの3人が話し合えばよい案が出来る。

右に行く人、左にいく人、そして真ん中を行く人。
立法・行政・司法の三権分立の日本国憲法。
検察官・弁護士そして裁判官の司法制度。
産業界・官僚・学識経験者の実業の世界。
好意的な人々・敵意を持つ人・その他の人の33%理論で私は存在する。

3頭立ての馬橇のトロイカは直列の3頭ではなく、並列の3頭であることが重要な点である。3頭の能力が均等でないといけない。バランスが重要なのである。そして真ん中の馬が優れていないと道を誤る。

少数の老人富裕層と多数の若人のワーキングプアの二極分化の格差社会である物欲主義の日本は異常現象なのである。勤勉な労働者が報われないといけない。管理職と労働組合そして経営のバランスが重要である。

快楽主義と禁欲主義。ブレの無い中間を行く人の道が、お釈迦様の中道主義である。

五輪メダルの金と銅は遠目では同じに見える。いぶし銀メダルが気に入っている。

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