風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

令和2年の回顧

2020年12月30日 08時09分27秒 | 随想

山あり谷あり、波乱万丈の閏年の令和2年も暮れようとしている。閏年は政権交代が有るという経験則が的中し、四国遍路は逆回りすると3倍の功徳がある様だが、世間もコペルニクス的転回をしたのだった。

デフレ脱却しインフレ誘導するアベノミックスはコロナ禍で崩壊し、デフレが進行している。借金の多い国家は大変な時期を迎える。

質素倹約の日々の貯蓄で平成26年は新幹線日本縦断、平成28年は北海道周遊、今年は特急グリーン乗り放題のJR格安きっぷで九州周遊旅をする予定だったが、豪雨による肥薩線と久大本線が不通になり、そしてコロナ禍で中止したのだった。今年の漢字は「密」であるが、二文字なら「中止」だろう。

令和元年から始めた中部道の駅132カ所のスタンプ収集を成し遂げたのが自慢である。三重県は一月に熊野に一泊し、長野県は八月に諏訪湖畔に一泊、岐阜県は九月に高山に宿泊し完結した。実施団体の完歩証の到着まで6ヶ月掛かる様で審査は厳格の様である。

熊野の丸山千枚田には感動した。累代の資産の蓄積、数百年の先人の小さな努力の結晶が生み出した絶景で末代まで保存するのが大和魂だろう。重機で短期間に作るモノとは器が違う、大切にしたい遺産だろう。

日帰り旅では愛知県の名所旧跡、景勝地の多くを車で訪れた。長篠堰堤余水吐が印象深い。

11月初旬には恒例となった南信州の果樹農家に十日程泊まり込む援農奉仕だった。例年は大都会からのボランティアが数人参加するが、今年は高齢の老人がただ一人、コロナ禍でクラスターが心配であるが、友達のいない孤独な老人ならコビッド19の感染が皆無だろうとの主人の判断だった。

大晦日から元旦に年越しの史上まれに見る大寒波の襲来が予報される。地球温暖化で脱炭素社会の構築が叫ばれるが、安倍さんの虚偽発言の後遺症だろうか信じられない。アベノミックスからの脱却が令和3年のテーマになるだろう。

思い起こすと今年は列車旅が皆無だった。状況が許すなら来年は列車の一人旅をしたいものだ。


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