風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

春を求めて過酷旅

2017年02月08日 05時33分37秒 | 随想

旅館に宿泊すると一泊、夜行列車で移動すると〇泊、「団体専用臨時列車で行く 早春の河津桜 伊豆の味覚と温泉」と題するJR東日本の企画は〇泊三日。

弥生初日、奥羽本線の弘前、大鰐温泉、大館、鷹ノ巣、東能代、八郎潟で乗客を乗せ、17時55分に秋田を出発、羽越本線の羽後本荘、象潟で停車、信越本線、上越線、高崎線経由で大宮、都心を抜け東海道線、伊東線で翌朝7時59分に伊東に到着。

貸切バスで河津桜まつり、ループ橋、浄蓮の滝、修善寺温泉、江間苺狩り、ホテル聚楽で入浴夕食、20時43分に伊東駅を出発し、逆の経路で三日目の朝9時08分に秋田駅に到着。

列車は昼行在来特急に使用するE653系で、四両編成なら定員262名であるが、募集人員が120名なので、一人で二座席の使用が許されるのだろう。

それにしても夜行列車の移動は熟睡できず疲れる。

極寒の冬を生き抜き、春を迎える喜びを一刻も早く獲得する為に人々は過酷な旅をするのだろうが、生命の危機を生き抜く水を求めて旅をする砂漠の民に比してなんと贅沢な旅なのだろう。


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