風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

五里霧中の天候

2020年10月20日 08時14分57秒 | 随想

10日前の気温は28度、昨日は14度、本日は22度になると言う。気温が乱高下し、老人には堪えるのが辛い日々である。

今年秋の初めての朝霧だった。突然、過去の霧の思い出を懐かしむのは人間の心理の不思議である。人間の記憶力は無尽蔵の様だ。

秋の南信州の天竜川の川霧、河岸段丘からの眺めは壮観である。短期の旅人が遭遇するのは極めて稀だろうが、援農で長期間滞在すると幸運に巡り合える。

数年前に初夏の北海道を旅した時は「霧の摩周湖」まで12キロの川湯温泉に宿泊したが列車の都合で行けなかったが、翌日の宿泊先の釧路で朝霧に遭遇する幸運に恵まれたのは神仏の贈り物なのだろう。

ホテルで起床、朝の散歩は五里霧中、1時間後に戻ったら快晴に成ったのだった。

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一休さんの「有漏路より無漏路へ帰る一休み 雨降らば降れ 風吹かば吹け」、霧もよし、晴れもよし、天候に関係なく日本は美しいのだろう。


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