風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

国民が国を支配

2019年09月08日 08時43分08秒 | 随想

聖書に「働こうとしない者は、食べることもしてはならない」

禅語に「一日なさざれば、1日食らわず」

西洋と東洋では表現が違うが、同じことを言っている。西洋は他律的で、東洋は自律的である。

働くとは傍を楽にすること、世間の役に立つことだろう。働くとなすは同義語。

逆読みするするならば、聖書は「働こうとする意志があれば、食べさす」、禅語は「自分がなしていると思えば、食らう」

誰が決めるかが、決定的な違いで、西洋思想は他律的だから格差が発生し、自分で自分を律するなら他人との相対比較が無いから格差もない。

国が善良な国民を支配するから格差が発生する。善良な国民が国を作れば格差は減少する事が期待される。

国家が諸君のために何ができるかを問わないで欲しい――諸君が国家のために何ができるのかを問うて欲しい。


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