梅雨末期で九州では豪雨災害が危惧される日々、自宅に引き籠り、墨書朱印を見て過ごす。
叔父宅を訪問すると必ず参拝する奈良県生駒郡斑鳩町にある推古天皇・聖徳太子創建の法隆寺、墨書朱印が二枚ある。
米百俵・聖域なき改革の小泉内閣が誕生し、アメリカ同時多発テロ事件が発生した平成13年、民主政権で鳩山内閣から菅内閣に代わり翌年には東日本大震災が発生した平成22年。
仏教宗派が誕生したのは平安時代で最澄天台宗と空海真言宗で、その前の奈良時代は仏教を研究する学問寺だったから朱印に刻印する。
本尊は聖徳太子、17条憲法の最初の条文の最初の四文字の以和爲貴を墨書する。
同一人物の墨書だろうか、平成22年から10年ほど経過する令和元年、80才も半ばになる叔父を訪ね、墨書朱印の変化を確認するのも旅の題目になる。