風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

見せちゃならない白眼視 732号

2009年11月07日 06時14分35秒 | 随想
三国時代の竹林の七賢の一人、阮籍は自由を愛し、地位・名誉・利権を嫌い、俗物が来ると白眼で対し、仲間には青眼で対した。青眼はアングロサクソン人を意味せず、清眼、正眼、静眼等好意的な眼差しで黒目である。非難の目付き白眼視の語源である。

世間の荒波に翻弄された歪んだ大人に特有な目付きで、赤子や牛・馬・鯖や鰹には無い。ウサギの赤眼や、蛸の白眼視はDNAの仕業である。人間の二元論の分別の為せる業で、眼を白黒させて驚いたり、白目を剥いて怒ったり、目は口ほどに物を言う。

霞んで見えたり、蚊が飛んだりするのは白内障や緑内障で眼科医に相談しなければならない。度の強い老眼鏡は白眼視を隠してくれて有り難いのである。

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