東日本大震災で炉心溶融し放射能を撒き散らした福島第一原子力発電所から40キロほど離れた福島県の沿岸で、食品の基準の124倍に当たる放射性セシウムを含む黒鯛が37匹の内、一匹で検出された。
調査した研究機関は1匹だけ突出して濃度が高いので、事故直後に原発近くで高濃度汚染水の影響を受けたものが移動したとみられる極めて希なケースだ。
極めて希なケースだとの発言は想定外と同意語、回遊しない黒鯛が40キロ離れた海域に存在した事実は消えない。
放射線障害で回遊性の遺伝子が発現したのだろう。ならば祖国の沿岸の随所で発見される可能性がある。
基準の124倍の黒鯛を知らずに食べた人間は如何なる症状なのだろうか。夜中に徘徊する老人は実は放射能に汚染された黒鯛が原因の放射線障害の回遊症で認知症ではないのかもしれない。
特定秘密保護法に抵触するから真実を報道しないのだろうか。