
月末には御開帳の善光寺を参拝しようと老夫婦自動車旅を企画した。善光寺は私が小中高と生活した信州信濃の善光寺と思うのが国民感情だろう。
本尊の一光三尊阿弥陀仏は奈良時代の蘇我・物部闘争の被害で難波の堀に捨てられ、本田善光に保護され南信州の元善光寺に安住の地を得て以来、人間の欲望の被害で全国津々浦々に存在する。
特に有名なのは戦国武将が持ち回した山梨県甲府市の善光寺(甲斐善光寺)、愛知県稲沢市の善光寺(祖父江善光寺東海別院)、岐阜県関市の善光寺(関善光寺)、岐阜県岐阜市の善光寺(岐阜善光寺)を合わせた六善光寺同時御開帳が盛大に開催される。
国道153号を走り元善光寺を参拝、援農先の果樹農家のご機嫌伺いを済ませ、座光寺スマートインターから中央高速道・長野道の安曇野インターから国道19号で長野善光寺を参拝、翌日は上田城・小諸城を訪れ甲斐善光寺参拝の二泊三日の小旅行。
一泊目は湯田中渋温泉、翌日は石和温泉に素泊まり宿を予約した。
信州割なる制度を適用され渋温泉は一万三千円から5千円割引、土産クーポン4千円分が提供され受益者負担金はたったの四千円は格安、石和温泉では愛知県人は該当せず一万四千三百円をクレジット払いした。
善光寺の御利益は信州善行寺が勝ると思うのは凡人の都合の良い解釈で、阿弥陀様の本願は金勘定を抜きにして万人を平等に救済する様である。
日本国政府は県にゴートゥトラベル業務を丸投げするのではなく、国家レベルで全国津々浦々平等に扱うのが仏道に叶うと思うのである。
追記 11日に石和温泉の予約旅館から電話連絡、その日は休業で予約キャンセルされた。上諏訪温泉に新規予約をした。信州割が適用されるかどうか、現時点では不明。