セブン-イレブンが、商品の消費期限を全国で一斉に最大で6時間延ばしたのは、店舗の負担軽減が目的で、食品ロス削減の効果も期待できる、こんな手前味噌の報道を目にした。
消費期限は法律で厳格に守られ、所管の農水省が監視しているから、食の安全神話は保持されると信じて疑わなかったが、国が保証した原子力発電の安全神話は2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で崩壊したので、親方日の丸の御威光は減光したのだろうか。
企業の偏見と独断で消費期限が勝手に決められるなら、国民の代表の決める法律は画餅で其の歳費はモッタイナイ。
モッタイナイから消費期限を延長するのは動機不純。廃棄処分がモッタイナイなら消費期限はそのままに、値引き販売で顧客に還元するのが、近江商法の三方よしに合致する大和魂の商売だろう。