風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

免許更新制度は付け焼刃

2019年09月05日 10時36分14秒 | 随想

団塊の世代が前期高齢者の運転免許更新の時期に来ている様で、講習料5100円に対する追加支払いに対する不満が聞こえる。オイラの時は4550円だった。

後期高齢者の75歳過ぎの免許更新は認知症検査なる筆記試験を750円支払い事前に受ける義務があり拒否できない。

試験内容はおよそ運転とは無関係な問題で、アナログ時計の文字盤を記述する問題がある。デジタル時計を愛用しているので、記憶が薄れ長針と短針を取り違えた結果、認知機能が低下していると断定され、健常者は5100円の後日の実技講習会で済むが、7980円支払う羽目になった。差額の2880円は高額報酬の国会議員が勝手に決めた悪法による罰金で善良な国民は冤罪に苦しむ。

試験時間に遅刻しない人に対して、赤信号の時は如何するのですか、安全運転の哲学は何ですか、そんな運転に関する問題が適切なのだろう。

更新制度に不満があり、回答を拒否し白紙で提出すると、公安委員会は〇点だから認知症と決めつけ医者に行くことを命令する。

故意に回答を拒否するのだから医者は認知症ではないと認定するし、実技試験も明快に制度の不備を指摘する知恵があるのだから満点で合格は必定。

問題は公開されているから事前に猛勉強して筆記試験に合格し、実技試験は民間丸投げだからほぼ全員合格、認知症で事故を起こしたら後の祭り。

免許返納したら事故は無くなるかと言うとその保証はできない。認知症だから免許返納を失念し、無免許運転で他人を殺傷する。

石油文明、自動車社会、規制緩和の必要悪なのだろう。


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