善光寺平の少年時代は菅平根子岳や飯綱山・戸隠連峰を眺める。
琵琶湖岸の彦根時代は伊吹山・比叡山を眺める。
南信州の天竜川河岸段丘の援農時代は仙丈ケ岳・白峰三山・塩見岳など赤石山脈を眺める。
年金生活の老人時代は三河岡崎から北東に木曽の御嶽山、北西に雪を被った伊吹山を眺める。
最近、呆け老人と罵倒された。養老山脈の先の伊吹山ではなく、鈴鹿山脈の藤原岳。
共に石灰岩でセメント工場が山肌を削り似たような山容になる。山腹に三角形の傷跡、しかし伊吹の住友大阪セメントの傷は彦根城から見えるが岡崎城からは見えないが、藤原の太平洋セメントの傷は岡崎城から見えるが彦根城からは見えない。故に岡崎城から見える雪山は藤原岳。
毎日見える山ならば誰でも覚えるが、冬のある晴れた日に幽かに見える雪山は人々から注目されない。
TVの広告を繰り返し放送するのは人々に覚えてもらう為である。これは真理だ。