生飯=さば、禅寺には食事のときに自分の器の中から米粒を少しだけとりだして、修羅・餓鬼・畜生に供養する習慣がある。
電気炊飯器の残り飯にスズメ・メジロ等の小鳥、選別した自家栽培の大豆を庭に撒くと土鳩が食べてくれる。肉や魚の残りを散布するとカラスが来るので止めた。
しばしご無沙汰の土鳩が大豆目当てに飛来する。昔は小鳩を連れて三羽であったが今年は二羽、多分老夫婦だろう。垣根に停まってもそっぽを向いている。大豆を食べるのも別々、相手に配慮する事もない。お互いに悠々自適、吾が道を行く。
土鳩世間も老齢化が進んでいる様子を感じ取る古希を迎える老人が眺める。