風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

一石の米を食う一刻者

2013年07月25日 06時51分28秒 | 随想

一石=十斗=百升=千合に相当する。米一合がおおむね大人の一食分とされているので、一日三度の食事を三百六十五日で一石、一年間生命を維持できる。

尺貫法を放棄した国際人といわれる祖国民には一合は180ccで150gと述べると理解する。故に一石=150キロ、千石=150トン。

青森の幕末から明治初期の弁財船の北前船を復元した「みちのく丸」は千石船。千人分の一年分の米を運んだ。一億2千万人の民の一年間の米は千石船12万隻分。

木造船・みちのく丸は岩手県沖を航行中で宮城県沖を経て31日、いわき市小名浜港に寄港する。

鋼鉄製の大型船が津波で大破した海を木造船が風を頼りに航海する、明るい未来が見え浪漫的な情景だ。

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