
2年ぶりに無観客で開催された夏の恒例イベント「鳥人間コンテスト2021」が9月2日、放送された。
会社都合で彦根市に8年間居住した時にたびたび観戦した思い出が蘇る。
琵琶湖岸の松原が会場で、賃貸マンションから10分ドライビング・ディスタンス 、彦根城下の高校野球の常連、近江高校が近くにある。
「人力プロペラ機部門」で東京都立大学 鳥人間部が約5キロ飛行して着水、優勝が公式記録である。
しかし過去に金メダルを数個獲得している「BIRDMAN HOUSE 伊賀」(三重県)が実に対岸から折り返し、出発点に戻る35キロを1時間を超える飛行をし、力尽き着水禁止区域に緊急着水、失格と成ったのである。
過去に60キロ飛行で優勝などたびたび覇者と成ったが、今回は新設計の新型飛行機での挑戦だった。
42キロ程を人力だけで陸路を約2時間で走行するマラソン選手は韋駄天だが、簡単な道具を用い脚力でプロペラを回し、過去の栄光を捨て去り、未知との遭遇に挑戦する精神で35キロを飛行する鳥人間は神通力のある孫悟空の末裔だろう。