
コロナ禍下の東京五輪には批判的で殆どテレビ観戦しなかったが、昨日はパラリンピックのブラインドマラソンを見て、病で失明した道下美里の金メダルに感動した。感動はガイドなる金メダルと無縁の男女2人の伴走者の献身的サポートに対してより大きく涙した。参加する事に意義がある五輪精神を実践している。
最終日に国立競技場を出発・到着するマラソンは五輪の花なのだろう。だから第三十二回近代オリンピアードを記念する大会は札幌五輪だった。
昨日はドラゴンズの練習中に倒れ、帰らぬ人と成ったドラゴンズの木下雄介投手の追悼試合だった。
緊迫した投手戦、試合を決めたのは大怪我する可能性のある厳しい投球を避け、「この野郎」の怒りを込めた外野フェンスに達する2塁打で先制点をたたき出した44才の福留孝介、球界では老人である。
福留孝介の老、道下美里の病、木下雄介の死、人間如何に老・病・死に対するべきなのか、身を以って教える三人は天使なのだろう。