東日本大震災復興事業記念貨幣の打ち初め式が、大阪の造幣局で行われ、日本国の刻印がある一万円の金貨が4万5000枚、千円の銀貨が18万枚製造される。
造幣局は金貨を9万5千円、銀貨を9千五百円で販売すると言う。
薬九層倍なる諺が脳裏をかすめる。高付加価値商品の譬えであり、悪意を持って語れば暴利を貪るという事。
額面が一万円なら一万円、千円なら千円と思うのが普通だと思う。
正札で商品を選び、精算したら9倍の金額になり、消費税が加算されたら悪徳商法、領収書に9万5千円支払ったのに1万円と書かれたら怒り心頭に発する。
消費税分を除いた九万円金貨、九千円銀貨なら文句は言わない。
差額分は全額復興資金にするなら、正直に丁寧に説明をする責任が日本国にある。