3年毎の運転免許更新、2年毎の車検を済ませた。6年毎の善光寺御開帳、6年毎の諏訪大社御柱祭り、御開帳がコロナ禍で1年延長なので、令和4年は両方が開催され信州は観光客が訪れ混雑するだろうか。
信州割なる· GoToトラベル長野版に愛知県民も適用されるので、二泊三日の信州旅をしたのだった。門前町の長野市は三歳から一八歳まで居住した故郷でもある。
早朝六時に出発、車が極めて少ない国道153号を走行、元善光寺を参拝、女将さんが長期入院中の援農先の果樹農家の主人に挨拶、座光寺スマートインターから中央道駒ケ岳SAで中央アルプスの木曽駒ケ岳、長野道梓川SAで常念岳など北アルプスの山々を眺め休憩、長野IC。近くの上杉謙信・武田信玄の川中島古戦場に立寄り、信州善光寺で長蛇の列に30分並び西国霊場の掛軸に墨書朱印を頂く。浄土宗大本願に立寄り、60数年前に学んだ芹田小学校と南部中学校(今は小学校になっている)を訪ね、親父が教師だったからその官舎所在地に行った。昔は平屋だったが今は5階建て高層官舎に変貌していた。しばしば世話になった床屋が昔の面影を留め健在だったのは驚き。道草して遊んだ神社の巨木は朽ちて立ち入り禁止、時の経過を実感する。
湯田中渋温泉の大丸屋は古風な温泉宿の印象が残る五室であるが、他に客はなく貸し切り、温泉三昧、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の湯宿のモデルと言われる金具屋の夜景は神秘的だった。
翌日は善光寺に戻り門前町を徘徊、竹風堂の栗かのこ・武井民芸店で鳩車・みすず飴等々大量に土産物を信州割のクーポンで購入した。上田城と藤村の小諸なる古城のほとり雲白く遊子悲しむ・ 千曲川旅情の歌の懐古園に立寄り、ビーナスラインを経由し、今夜の宿の諏訪湖畔の諏訪湖宛に到着、信州割で宿賃1万円引きと土産クーポン4千円を頂戴する。
三日目は中央道の諏訪南ICから中央道、八ヶ岳や南アルプス甲斐駒ヶ岳や霊峰富士を見ながら韮崎IC、甲斐善光寺を参拝。川中島合戦の際に持ち帰った善光寺如来が伽藍造営の由来だったが信長・秀吉・家康との戦国時代、一寸五尺阿弥陀如来の仏像は諸国を放浪し信州善光寺に戻ったが、後に作られた前立本尊は等身大の大きさだった。甲斐善光寺は参拝客は極めて少なく、コロナ化時代に合致した三密を回避する理想的な御開帳だろうか。近くの「とだ」の吉田うどんの昼食、中央道で諏訪に戻り、諏訪大社本宮を参拝、古い御柱板の墨書朱印を千円で授かった。土産クーポンを使用し養命酒の経営する「くらすわ」で土産品を追加購入、高島城に立寄り、塩尻経由で国道19号を走行、中津川ICから中央道、小牧JC、東名守山SIから孫達に土産品を渡し、名古屋ICなら岡崎ICで帰宅した。走行距離860キロ、積算走行距離は9万キロ越え、目標の10万キロまで1万キロ、精進努力しなければならない。
旅の印象を図案化した上田城真田幸村の兜を描いたりして旅を懐かしむ。