明日の天気予報は曇りで降水確率は20%だった。本日は激しい雨音で目覚めた。本日の野良仕事は不可能である。
明治8年の日本最初の天気予報、全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ。
これなら全国津々浦々、的中である。科学技術が進歩し、人工衛星で宇宙から地球を監視する現代社会では全国を細分化して女性気象予報士が情報提供するが内容は明治の時代と同じ。
理由は言葉の定義と確率である。曇りの中には晴れが存在するし、曇りなら雨が降らないかといえば確率で雨降りが予測されている。
悠久の自然の営みを人間が予測できるはずも無く、賭博で大穴的中と同様の偶然の賜物、予報士の情報は競艇の予想屋と同様に確実性が無いのだから信じる信じないは自己責任、昔は観天望気で自己流の術を持っていた。