凶悪な殺人事件の連鎖反応で古い事件は相対的に衝撃が緩和され忘却の彼方に。
6月9日は東海道新幹線の車内で殺傷事件が発生し一周年だったことを地元紙は一面に大々的に記述する。
警備員をのぞみ・ひかり・こだまに同乗させ「見せる防犯」を強化し、警備員の「ある種の抑止力」を期待するのが目的、国鉄時代の「乗せてやる」の復活である。
のぞみが無くひかりの時代の新幹線は食堂車や車内販売、車掌も多人数だったが、経済性。効率性を題目に人員削減するアベノミックスの優等生は安全を犠牲にした。(運転士は3人乗務していた)
高空の航空機の密閉社会は容姿端麗の女性が笑顔で接待するが、その主目的は安全確保の警備員なのだ。
航空機に負けない為に時速500キロのリニア中央新幹線建設より、乗務員を増員し社内奉仕を充実させるなら、古き良き安全快適な鉄道旅が復活するのだろう。