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風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

トンボロ求めて600里

2016年05月26日 20時28分51秒 | 随想

トンボロとは陸繋砂州の事である。海底火山だった函館島が悠久の時の流れで海蝕され、土砂が海流で運ばれ渡島半島と陸続きの陸繋島となった。トンボロ上の大都会が夜景で有名な函館市街なのだ。津軽海峡の40キロ程の対岸に大間原発が建設予定である。

東日本大震災の福島原発の爆発で放射能をまき散らした過去の苦しい体験に学ばず、熊本地震による国民の心配と迷惑に頓着せず、稼働を続ける九州の川内原発の沖合40キロ程の甑島列島の里集落がトンボロ上に存在し、本州最南端の和歌山県串本町と共に日本三大トンボロを構成する。

海が割れるのよ 道ができるのよ 島と島とが つながるの

天童よしみが歌う珍島物語はトンボロ現象で陸繋島になる前段階、悠久の地球の営みの末に砂州となり集落になるのだろう。

函館から新幹線で仙台、海の中道なる巨大砂州のある博多、川内から鹿児島中央、指宿に至る長旅、終着駅では知林ヶ島でトンボロ現象が見れる。


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