
プロ野球がセ・パ各6球団になったのは1958年(昭和33年)からだった。
セリーグ 読売ジャイアンツ 大阪タイガース 中日ドラゴンズ 国鉄スワローズ 広島カープ 大洋ホエールズ
パリーグ 西鉄ライオンズ 南海ホークス 阪急ブレーブス 毎日大映オリオンズ 東映フライヤーズ 近鉄パールス
当時は新聞・鉄道・映画会社が繁盛していた。食料が不足していたので捕鯨が盛んでマルハマークの大洋漁業がオーナーだった。
弱小球団の大洋ホエールズを強くした名将・三原脩の名言が「野球は筋書きのないドラマである」
交流戦のドラゴンズがビシエド首位打者、堂上の活躍、又吉のセーブなどチーム一丸の戦いは正に「筋書きのないドラマ」でスポーツの醍醐味だろう。
日本の伝統芸の歌舞伎は緻密な筋書きのあるドラマで感動するが「大相撲は筋書きのあるドラマ」と思うのであるが、親方衆の筋書き通りに力士が演技しなくなったモンゴル勢のスポーツ化した格闘技の大相撲は日本の美意識から乖離した。
安倍前首相の招待したトランプが土俵でモンゴル人等ではなく、日本人の朝乃山を表彰したのは筋書き通りなのだろう。
年六場所の過酷な戦で、親方の筋書きのないドラマにする大相撲は怪我人の大量生産、無政府状態となり、コロナ禍による朝乃山のような被害者を量産するだろう。
大相撲はスポーツではなく、伝統芸なのだ。
1964東京五輪は「筋書きのないドラマ」だったが、2020東京五輪は筋書きが立派過ぎて演技できる選手は奇特なのだろう。