正月気分にならないね。女房と話す。
貧乏な少年時代、正月にはご馳走が食べられ、お年玉で欲しいモノがやっと手に入り、餅をやっと食べられる。もう幾つ寝るとお正月、心待ちにしたものだ。
モノで栄えた我が祖国、毎日がお正月。財布を持ってスーパーに行けば何時でも何でも手に入る。無いものが無いから感動が無い。春夏秋冬が無いから砂漠の国と同じ。
人工的に季節を作る必要がある。イスラムのラマダンに習い、正月には断食でもしようかと思ったりする。
門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし、老齢が正月気分を阻害する一つの要因。