日本語の表現は、曖昧な面があり、如何様にも解釈できる複雑な言語である。肯定なのか否定なのか両方に取れることがある。「儲かってまっか」「ぼちぼちでんな」
街を散歩していると「ないものはない店」の看板を発見した。独断解釈で何でも有るのだろうと思う好奇心で入店すると、普通の店である。店内に説明文が張ってある。
「幼い少女が幸福をたくさんくださいと注文したので、ないものはないと答えました」
そうなのである。あるものしかないのである。日本語は難しい。
「敵の敵は味方」という言葉がある。正解の様な錯覚に陥るが、独善的で政治家の統計学的な多数決の原理の発言であるから、騙されてはいけない。「敵の敵は敵」かもしれない。
詐欺商法は言葉の錯覚を使い、人から金品を騙し取ろうとする悪質な行為である。言葉巧みに、錯覚を引き出す。聞き手は多くの情報を調べ、自分で考える慎重さで取捨選択すると、騙されることはない。本当の敵は私の心の中にいる。
織田信長は明智光秀が毛利討伐に出陣したと思っていたが、「敵は本能寺」と考えた光秀が敵となり、自害することになる。毛利一族にとっては「敵の敵は味方」になった。信長には「味方の味方は敵」になって、ややこしい。
織田信長が今川義元を桶狭間の戦で殺害した情報で、上杉謙信と武田信玄の川中島合戦中の信玄は今川家の駿河を攻める決意をするが、長男の武田義信は妻が義元の娘であり、今川義元の子で、母は武田信虎の娘である今川氏真とは従兄弟の関係であるから猛反対し謀反を企てる。親子の溝は埋まらず、義信は東光寺に幽閉され自死する。武田家の駿河侵攻を知った今川氏真は、甲斐へ送る塩を止める兵糧攻めにした。これを知った上杉謙信が、信玄に塩を送った話がある。「味方の敵が味方」になった。
謙信が信玄に塩を直接贈呈したのではなく、商人が届けたのである、太平洋の塩を、山梨県に届ける行商人の通行止めしたが、日本海の塩の行商人は信州経由(塩の道・千国街道)で信玄の許に届けただけの話で、謙信がその流通経路の情報を知らなかったから、行商人の往来を禁止することを怠り、結果として塩が届いたが、真実はやはり敵である。
別の想像も可能である。上杉謙信は日本海の塩を、行商人に変装した隠密に持たせ、武田信玄に届けた。三方が原の合戦で徳川家康を打ち破り、上洛途中に病気になり、居城の甲斐に戻る途中で病死する。謙信の塩の中には毒物が混入されていた。やはり「味方の敵は敵」である。
他人を騙し利用して、自分だけが良い思いをすることは不可能のようである。自分の味方は自分だけであると信じ、争いを避け自分に半分、他人に半分の奉仕をする、知足満足・質素倹約の生活を心掛けると、味方が増え、安全快適な時を過ごすことが出来る。
経済戦争の戦時下の日本では、黒澤明監督の「七人の侍」のテーマの様に、矛を収め、農作物を真面目に作る、土着の百姓が増加すると、古き良き日本が復活する。
街を散歩していると「ないものはない店」の看板を発見した。独断解釈で何でも有るのだろうと思う好奇心で入店すると、普通の店である。店内に説明文が張ってある。
「幼い少女が幸福をたくさんくださいと注文したので、ないものはないと答えました」
そうなのである。あるものしかないのである。日本語は難しい。
「敵の敵は味方」という言葉がある。正解の様な錯覚に陥るが、独善的で政治家の統計学的な多数決の原理の発言であるから、騙されてはいけない。「敵の敵は敵」かもしれない。
詐欺商法は言葉の錯覚を使い、人から金品を騙し取ろうとする悪質な行為である。言葉巧みに、錯覚を引き出す。聞き手は多くの情報を調べ、自分で考える慎重さで取捨選択すると、騙されることはない。本当の敵は私の心の中にいる。
織田信長は明智光秀が毛利討伐に出陣したと思っていたが、「敵は本能寺」と考えた光秀が敵となり、自害することになる。毛利一族にとっては「敵の敵は味方」になった。信長には「味方の味方は敵」になって、ややこしい。
織田信長が今川義元を桶狭間の戦で殺害した情報で、上杉謙信と武田信玄の川中島合戦中の信玄は今川家の駿河を攻める決意をするが、長男の武田義信は妻が義元の娘であり、今川義元の子で、母は武田信虎の娘である今川氏真とは従兄弟の関係であるから猛反対し謀反を企てる。親子の溝は埋まらず、義信は東光寺に幽閉され自死する。武田家の駿河侵攻を知った今川氏真は、甲斐へ送る塩を止める兵糧攻めにした。これを知った上杉謙信が、信玄に塩を送った話がある。「味方の敵が味方」になった。
謙信が信玄に塩を直接贈呈したのではなく、商人が届けたのである、太平洋の塩を、山梨県に届ける行商人の通行止めしたが、日本海の塩の行商人は信州経由(塩の道・千国街道)で信玄の許に届けただけの話で、謙信がその流通経路の情報を知らなかったから、行商人の往来を禁止することを怠り、結果として塩が届いたが、真実はやはり敵である。
別の想像も可能である。上杉謙信は日本海の塩を、行商人に変装した隠密に持たせ、武田信玄に届けた。三方が原の合戦で徳川家康を打ち破り、上洛途中に病気になり、居城の甲斐に戻る途中で病死する。謙信の塩の中には毒物が混入されていた。やはり「味方の敵は敵」である。
他人を騙し利用して、自分だけが良い思いをすることは不可能のようである。自分の味方は自分だけであると信じ、争いを避け自分に半分、他人に半分の奉仕をする、知足満足・質素倹約の生活を心掛けると、味方が増え、安全快適な時を過ごすことが出来る。
経済戦争の戦時下の日本では、黒澤明監督の「七人の侍」のテーマの様に、矛を収め、農作物を真面目に作る、土着の百姓が増加すると、古き良き日本が復活する。