風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

こんな男に誰がした 889号

2010年02月20日 07時05分21秒 | 随想
家父長制の三代続きが、ちゃきちゃき(嫡嫡)の江戸っ子。

細事は無視、ドンブリ勘定の自由人、人情家で正義感旺盛だが、意地っ張りで喧嘩早く、駄洒落ばかりで話下手の坊ちゃんは宵越しの銭は持たない。車寅次郎はさっぱりとした男の中の男一匹。

将来不安の為に、虎の子の退職金を後生大事に郵便貯金に預け、質素倹約の生活で自己実現を犠牲にする働く以外に能のない老人。

禅僧は布施を要求するが、皆に配る為、寺の修理の為、宵越しの銭は持たない江戸っ子気質。

思い悩んでも如何にも成らない。成るようにしか成らない世間、如何にか成る世の中。

江戸っ子だってねぇ。神田の生まれょ。そうだってねぇ。酒飲みねぇ、寿司食いねぇ。

そんな世間がいいな。そんな男に私はなりたい。

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