風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

どんでん返しは錯覚破り 553号

2009年05月29日 11時53分30秒 | 随想
「八十日間世界一周」はイギリス貴族のフォッグが執事のパスパルトゥーを従え、1872年の世界を80日で一周する可否を、貴族仲間とギャンブルする波瀾万丈のジュール・ヴェルヌのSF小説である。

明治4年の日本は新橋・横浜間に鉄道が開通した年で、人口は3300万人程度だった。

ロンドン・スエズ運河・ボンベイ・カルカッタ・香港・横浜・サンフランシスコ・ニューヨーク・ロンドンの経路で世界一周する。当時は80日は不可能が世間常識だった。

80日を数分超えてロンドンに到着するが、賭けに負けて全財産が無くなったと思う錯覚、どんでん返しがある。太平洋のど真ん中の日付変更線で、一日が消えている。今日は79日目。

「第三の男」は友人の葬式の言葉に錯覚。友人は生きているどんでん返し。

世界の最高峰はヒマラヤのエベレストで8848mは常識。キリマンジェロ5895mなら、地球の中心からの距離もエベレストのほうが長いと決め付ける錯覚がある。どんでん返しで、地球は楕円で赤道半径が極半径より21km程度長い。

本命は多数が認める常識的な考え方だから的中すると思うのは錯覚である。結果がでるまで、全ての目に的中の可能性がある。常識が外れると高配当の大穴。

青い鳥を求めて、旅をするチルチル・ミチル。幸せの青い鳥は自宅のカゴの鳥だったどんでん返しの幸せ。青い鳥が直ぐに逃げ去るどんでん返しの不幸せ。喜劇と悲劇。全ての人間は「人間万事塞翁が馬」の喜怒哀楽の人生ドラマを創作しているが、金儲けに忙しく気が付かない。MOTTAINAI。

日記@BlogRanking


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。