風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

食の確保が政治 552号

2009年05月28日 07時49分57秒 | 随想
ソ連邦と外交を復活した鳩山一郎の息子の民主党の鳩山由紀夫とアメリカと講和した吉田茂の孫の自民党の麻生太郎が党首討論をした。

アメリカでは共和党のブッシュに代わって、民主党のオバマが大統領になった。

官僚目線の自民と国民目線の民主の目線論争。見下す目線と見上げる目線。理想は同じ標高の目線である。美智子皇后は、子供と話す時、老人と話す時、腰を屈めて目と目を合わす。

奈良の大仏様は大きく見下している。仏になれるのは限られた人間であるとする奈良仏教に決別した最澄さんの比叡山のお薬師さんの目とオイラの目は合う位置に置かれている。世襲でなく誰でも仏になれる法華一乗は平等精神である。

先祖伝来の伝統の財産を守り、物欲の目線で貧乏人を見下す目線なのか、人間の喜怒哀楽の心を共有する友愛を志向するのか。唯物と唯心、人間はどちらかに振れるようである。炎と水の中間にある白道は仏の道でその先には極楽がある。

右に行ったり、左に行ったり、右往左往するのが人の道である。

東の来光、西に日没の太陽の動きは永遠不変であるが、科学技術の最先端の飛行機は東から飛んできたり、西から見えたりする。墜落したりする事もある。

有為転変・会者定離・盛者必衰・生者必滅・諸行無常・無常迅速・老少不定、人間の営みは流転するが、人間生存の永遠不変は食の自給自足である。自動車が無ければ歩けばよいのである。

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