風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

三月遅れの初詣

2021年03月24日 08時23分14秒 | 随想

三日遅れの便りを乗せて 船が行く行く波浮港、3月遅れで念願のお伊勢さんの初詣が叶った。コロナ禍の外出自粛が解除されたので出掛ける気になった。

家康生誕の城下町からなら、国道23号を西に向かうのが正統派の道行きであるが、今回は国道23号を東に向かった。

国道42号の海上区間である伊勢湾フェリーで伊良湖から鳥羽に渡る魂胆である。わずか55分の乗船時間だから大幅な時間短縮ができる。急がば回れ、道なき海路を行く船だから出来る芸当である。

外宮から内宮を参拝するのが通常であるが、逆になった。天照大御神の内宮の駐車場は満杯だったが、外宮は閑散として人影が極めて少ない。衣食住や産業の守り神である「豊受大御神」の参拝省略は心の時代の到来の現れだろう。

横山展望台から英虞湾を眺め、大王崎の灯台を観光した。

英虞湾の賢島にある「火を通して新鮮、形を変えて自然」、高橋忠之料理長が調理を担当した村野藤吾の設計の志摩観光ホテルが遠望できた。帝国ホテル村上信夫、ホテルオークラ小野正吉と共に一世を風靡した巨匠だった。

田舎の並のエビフライの料理旅館を自己流フランス料理で世界一流のホテルに変貌させ、2016年の伊勢志摩サミットの会場と成ったのだった。そして「女性の輝く社会」の今は女性が総料理長を務める。

国道23号を時速60キロでのんびり四時間掛けて帰宅した。


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