四年に一度の閏年の四国遍路逆打ちは三倍のご利益があると言う。
そんなバスツアーの一回目に参加した。雑誌の創刊号が割安と同様に大変お値打ち。
案内役は四国霊場会の先達。
元老大先達・特任大先達・大先達・権大先達・中先達・権中先達・先達の階級がある。
先達になるには巡拝結願四回以上で遍路先導経験豊富な人間である事。
それから最短で10年、巡拝13回で大先達になれる。
特任大先達は名誉階級で定員10名。元老大先達は寺の住職で定員5名であるが該当者なし。
お遍路さんとの違いは杖が朱塗り。輪袈裟に階級が記述されている。
女性の権大先達から作法を学んだ。
お経を唱える、すなわち納経、その記録が墨蹟朱印。
大切にする真言は光明真言。
おん あぼきゃ べぃろしゃのぅ まかぼだら まに はんどま じんばら はらはりたや うん
オン ア ボ キャ ベイ ロ シャ ノウ マ カ ボ ダラ マ ニ ハン ドマ ジンバ ラ ハラ バ リタ ヤ ウンの梵字二十三。
涅槃の道場・讃岐の二十三寺は逆打ちの今年、88番大窪寺から66番雲辺寺まで納経時に梵字を一字くださる。集めると光明真言が完成する。
オン ア ボの三文字が手元にあるが68番から80番まで納経済みだから光明真言の完成は望めない。