主役不在の家計学園疑惑の国会閉会中審査が開かた。
参考人として出席した文部科学省の前川前事務次官、獣医学部新設の決定に総理大臣官邸の関与があったのは明らかで、行政のプロセスがゆがめられたと主張。
山本地方創生担当大臣は、プロセスには一点の曇りもなく、(お友達同士の独断と偏見で決められた)ルールに基づいていると反論。
議院内閣制の文科省の最高責任者は担当大臣だろうが、無視して官僚の頂点の前事務次官に全責任を押し付けるのは、確かに行政のプロセスがゆがめられている。
官邸の実働部隊である内閣府の大臣が総理大臣官邸の意向が入る余地はない行動をするなら、自衛隊の文民統制を無視する活動と同じで危険極まりない。
権力者の横暴を覆い隠す岩盤に風穴を開ける為には国民が共謀しなければならない。