外国語由来のカタカナが氾濫し、日本語が分からなくなったので還暦過ぎてから日本語を勉強している。
「情けは人の為ならず」こんな諺がある。
人の為になるのか、ならないのか、人は自分なのか、他人なのか、如何様にも解釈できる。
仏心なら、己を忘れ他を利する行為に喜びを感じ、他人の代償に頓着しない情けは他人に為すのではなく、自己の好い顔造りの修行だろう。
他人の不幸は蜜の味の悪魔の心なら、他人は情けを掛けると味を占めて次の情けを要求し、勤勉な心を失い安易に他人に頼る軟弱な人間を量産するから他人の為にならないと解釈する。
代償を求める奉仕は経済野獣の論理、経済一辺倒のアベノミックスは「政治はあんな人達の為ならず」、国民は「政治は宰相のお友達の為ならず」、見解の相違がある様だ。