風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

日本は良い国 397号

2008年11月13日 17時32分46秒 | 随想
民間ホテルの懸賞論文に応募した「日本は侵略国家であったのか」が、政府見解に相違する問題で、参考人質疑が元国防省航空幕僚長・田母神空将に対し、国会で行われた。

日本国の公式見解は侵略を認め、謝罪を繰り返すことである。その代償は西洋科学物欲主義の覇者に成った金満国家、負の遺産は伝統と歴史ある日本人の心が荒廃したことである。

航空自衛隊のイラク支援活動を違憲とした名古屋高裁の判決について、「そんなの関係ねえ」と現場隊員の心情を代弁し、話題を呼んだ田母神将軍。その活動は文民統制の内閣総理大臣総司令官が命令した。

そして防衛大臣は日本は良い国とする愛国心旺盛な将軍を解任した。愛国心は軍人の必須条件である。東大生に人気のある人物だから、民営化される東京大学は教授として招請するのが大岡裁きである。

問題の論文の全文を読むことが出来た。主権在民の民主主義だから、軍人が国民に選挙された文民の集合の議院内閣制の政府の見解に反抗すると文民統制が機能せず、軍国主義の歴史を繰り返すから罪悪である。

喧嘩両成敗の伝承の様に、双方に言い分がある。永遠の償いを継続することを強いる事は、新たな犯罪なのだ。犯罪者を許す心は仏様の心である。

おいらの人生は失敗も有ったし成功もあった。人を傷つけたかもしれない、人を救ったことも有った。一時の過ちに脅えでかけがえのない人生を無為に過ごすこともない。過ち以上の奉仕をすれば良いのである。

自動車を爆撃編隊として世界を攻撃している日本。そしてアラブ諸国の原油・アメリカの小麦と大豆・オセアニアの牛肉・中国の野菜・北欧及びカナダの魚類による報復攻撃。経済戦争の終戦は程なく来る。食料は人類の経済戦争の最終兵器である。農村・山村・漁村の荒廃した日本は又敗戦国になる可能性がある。

最高自衛官としては問題のある論文であるが、民間人としては共感する部分が多々ある。独立独歩の日本を復活し、農業を振興して食料自給率を向上して食の安全を守る自衛隊を指揮し、強力な日本を構築する風潮を作るなら、退職金は支度金である。そして質素倹約の伝統の心の教育。

侵略戦争の敗戦マインドコントロールで戦勝国の奴隷を継続すれば、日本の文化と伝統は廃れ、日本人の心は失われる。

マスメディアに踊らされ、気違いに刃物と罵倒した軽率な行動が悔やまれ、反省している。田母神将軍、ごめんなさい。「日本の国は良い国」は真実で、問題発言ではありません。

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