goo blog サービス終了のお知らせ 

風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

プロの野球は大和魂 193号

2007年11月02日 07時45分41秒 | 随想
プロ野球の第58回日本シリーズの日本ハムファイターズ対中日ドラゴンズは27日に札幌ドームで開幕し、11月1日の名古屋ドームの第5戦で、中日ドラゴンズが日本一の頂点に立った。53年が経過し、落合監督が乳飲み子の時以来の椿事だと言う。

日本ハムはダルビッシュ有投手、中日は川上憲伸投手の両エースが先発登板。セギノールが初回の右中間3ラン本塁打を打ち、ダルビッシュ有投手は13奪三振のシリーズタイ記録をマークし、4安打1失点で完投勝利を挙げた開幕戦である。

ドラゴンズの日本一爆発の導火線は、初戦のセギノールの本塁打とダルビッシュ有の奪三振及びヒルマン監督のアメリカ大リーグ監督就任の発表である。狩猟民族の個人プレーが、農耕民族である日本人の大和魂を呼び起こしたのである。そして根底には、落合監督と中村紀洋の義理人情の浪花節があった。

太平洋戦争は、驕れる大日本帝国が、奇襲攻撃をして、アメリカの「リメンバー・パール・ハーバー」の怒りで叩き潰されたが、同じ現象である。セギノールの本塁打に怒り、ダルビッシュ有に対するエースの意地が、川上憲伸のプロ意識を目覚めさせ、その後は一安打完封である。初回を除外すると、ドラゴンズが1-0で勝っている。結果は負けであるが、勝負には勝った。そして日本のプロ野球の覇者になった。

浪花節の解る、荒木はスライディング・グラブ・トスの美技・井端・森野・未成年の平田・完全試合の山井・岩瀬・名捕手の谷繁等大活躍であった。しかしタイロン・ウッズは悩んでしまった。そして浪花節の師匠は中村紀洋で最高殊勲選手は当然である。

「もう最高です。ありがとうございます。今年1月からいろんなことがありました。ドラゴンズさんありがとうございます。感謝しています。今まで本当にきつかった。いろいろ手伝ってくれた人たちが一杯いて…。球団関係者の方、チームメートにも助けて頂いて…ありがとうございました」

個人が優れている事は勿論であるが、優れた個人が助け合い、相乗効果が機能すると無敵である。農耕民族の日本人には、助け合う事が似合っている。それが古来からの大和魂であるが、過去の美風の世界遺産の仲間入りしてしまっているのは、残念で「リメンバー・大和魂」と言いたいのである。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。