四国遍路をしたい、できたらいいなのねがい・のぞみだけでは始まらない。遍路旅を結願すると決断し、言葉にすると必ず成就する。
はじめに言葉ありき、言葉は神とともにあり、言葉は神なりき。言葉には霊が宿り、人の魂が言葉を作る。
6月始めに車による阿波一国参りをする。納経掛軸を所望する女房の願いを叶える為である。
結果として残っている9番札所法輪寺から23番薬王寺の朱印墨蹟で納経帳が埋まる。
そして一回目の巡拝が未完成なのに、二回目が始まる。
6年前の道後温泉のお遍路さんの言葉で始めた遍路旅、あの人は空海さんなのだろう。