縁合って南信州の山村の果樹農家で干柿の生産の手伝いを長年継続している。
農作業の猫の手も借りたい時期に志願して単純軽作業を長時間する事は老人には心身の活性化に有効である。
「門前の小僧習わぬ経を読む」の諺に有る様に、自然に干柿作りの先人の知恵を習得できるのである。
何故、渋柿を干柿にするのか、何故、皮をむくのか、何故、途中で揉むのか、何故表面が白くなるのか、童心に回帰し、何故なぜと自問自答する。
ブドウ糖、果糖、ショ糖等、糖類を甘柿より豊富に含む渋柿、熟成させると可溶性タンニンの渋が不溶性となり、食用となる。熟柿は甘いのであるが軟弱な果肉で水様で扱いずらい。
先人の知恵は、皮を剥ぎ水分を徐々に抜き、乾燥過程で熟成させるのである。表面に乾燥幕が生成すると水分が蒸発困難となり、内部の果肉は水溶液、食感が悪い。
先人の知恵は、揉んで表面に亀裂を造り、表面に糖液を開放し水分を蒸発させる。その際低温なら飽和水溶液の糖類の量が減少するから、表面に析出し結晶化して白くなる。
日韓間の慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決を確認したが韓国は可逆的にするように、高温多湿の環境に放置すると白色は消え柿色になる。
その際の先人の知恵は、密封して冷蔵保存すると、時間の経過と共に白色が復活する。
全開で冷凍庫に長期間保存すると真っ白で石の様な市田柿の誕生であるが食用としてはお勧めできない。
無法者の韓国に対する対応は冷蔵保存で冷凍保存は日韓関係を不可逆的にする危険性を市田柿から学ぶのである。