年末年始は、本の整理・処分をと思う。
端的理由は、本があふれて、本棚に入りきれない分がダンボール箱に十数個となってしまって、読み返したい本が直ぐに出てこない状態にまで、なっていってしまっているから、である。
そのことに関連して想起されるたのが、人類の歴史上の学問の誕生ということの過程的構造である。
どういうことかといえば、サルからヒトへとなっていって、本能としての単なる外界の反映から、創像ということ問いかけ的反映ということが可能となって......問いかけ的反映ということを持っての、外界へ、また自身への、労働としての、関わっていくことの積み重ねを繰り返すことで、事実の集積、知識の集積がしだいしだいに増えていって、やがては、その膨大な知識を扱いかねるようになっていっての、その膨大な知識の集積を整理・分類して......知識の大系から、やがては体系化していく、という過程的構造。
そのことが想起されての、本棚の整理は直接に自身のアタマの整理でもある、との思いへとなっていっての、いままでは放置していた本棚の本の整理・処分を年末年始に、である。
自身のアタマを整理する絶好のチャンスと捉えて、取り組みたい、と思う。