MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

弟への施術(2)〜特殊的治療と一般的治療について〜

2017-01-10 08:10:33 | 覚え書
今回二度目の弟への施術。治療を二重構造を持つものと考えることの大事性について。

弟への一回目の施術が術後の痺れに対する施術であったこと、それらは特殊的治療であったと考えられることから、治療の二重構造からすれば、一般的治療の余地があるのでは?と考えて、食、睡眠、運動の整えとともに、全体のコリやハリを解すという観点からの鍼灸を行なった。

具体的には、主に背部兪穴、阿是穴を使っての鍼、冷えのある部位の阿是穴とその部位にかかわる経絡上の経穴を使っての灸とを行なった。(結果は、今朝確認したところでは、術後の痺れ以外の冷え、痛み、コリ等は随分と軽減したということであった。)

上記の鍼灸の実践を思い、その意味を治療の二重構造として考えてみると、鍼灸における一般的治療とは、と考えてみると、痺れのある部位に対しての箱灸が思い浮かんだ。

箱灸とは、木で出来た箱状の道具を使っての間接灸であるが、その意味は、まず温める、そして艾を燃やすことによる、その煙、脂による薬物?的な効果であるが……当初は一般的治療として思い浮かんだ箱灸なのであるが、ではいわゆる灸とどう違うのか?と考えると箱灸の治療の二重構造における位置づけ、ひいては(鍼)灸の鍼灸術の治療の二重構造における位置づけが、分からなくなっていってしまった。

……医の治療に二重構造があるように……鍼灸の治療にも……看護の治療?にも……と考えて行くと、何かが見えてくるように思えるのだが、引き続き、『「医学原論」講義」に学び、考えて行きたい。
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