MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

内分泌の病〜その構造的理解の必要性〜

2018-01-31 08:57:25 | 鍼灸学校での学び・国試勉強・受験勉強
内分泌の病にも過程性構造性がある。

鍼灸学校で学ぶ内分泌の病は、その分泌するホルモンが過剰であったり不足であったりした結果として惹き起こされるものである。

そこには二重構造があり、内分泌腺自体が病んでいるものと内分泌腺自体は正常であるがその働きを促す下垂体が病んだ結果としての病とがある。

前者はクッシング病やアジソン病あるいはバセドウ病やクレチン病であり、後者はシモンズ病、シーハン病である。

それゆえに、同じくに内分泌の異常、病として現象しているものであっても、その過程性構造性が違う場合がある。(当然にその治療法も違ってくるはずである)

例えば、同じくに甲状腺ホルモンの不足による症状を呈する病であるアジソン病とシーハン病であるが、前者は副腎皮質の異常からの副腎皮質ホルモンの不足による病であり、後者は副腎皮質には異常は無いけれども、副腎皮質に働きかけて副腎皮質ホルモンを分泌させるホルモンを分泌する下垂体の異常によるものである。

それゆえに、結果としては副腎皮質ホルモンの不足による病であっても、原因(その病の過程性、構造性)が違えば、その治療の対象も違ってくる、ということになる。(ここに鑑別診断ということの大事性がある、例えば同じく副腎皮質ホルモンの低下であってもアジソン病では、ACTHが増加しているとかが......)
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