東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

卒業研究について(3)〜『黄帝内経』を問う〜

2016-08-23 22:14:19 | 覚え書
卒業研究の形式と内容について。おおまかなデッサン。

(目的)
鍼灸の世界においては『黄帝内経』(=古代中国医学)は東洋医学の原点であるとして聖書の如き扱いをされている。にもかかわらず現状ではそれが文化遺産として充分には役に立てられていない。のみならず、その内容の検討もせずに非科学的な迷信の類?であるとしてしまっている鍼灸師も多数存在する。と思える。そのような現状に鑑みて、東洋医学の原点である古代中国医学の姿を明らかにした上での『黄帝内経』の正否を問うことの必要性が痛感される。

それゆえに本研究では、『黄帝内経』で説かれていることの、その究明の方法=根本で依拠する考えかたを問うことで、東洋医学の原点の姿を明らかにするとともに、その正否を問うことを目的とする。

(対象と方法)
以上の目的から、『素問』『霊枢』を検討することを行う。併せて、古代の人類の認識の発展段階のありかたとして、『素問』『霊枢』と古代ギリシア哲学・医術の文献とは共通性があり、かつ『素問』『霊枢』に比較して、古代ギリシア哲学・医術の文献は結論に至る過程をそれなりに記述していると思えるので、『素問』『霊枢』では書かれていない部分を推測する一助として『ヒポクラテス 古い医術について 他八編』等の古代ギリシア哲学・医術の文献の検討を行う。

また、以上の古代中国・ギリシアの文献検討の作業を、『哲学・論理学研究(第一巻)』他で説かれる悠季真理の弁証法的かつ認識論的な方法論に学びそれを指針とし行うことで、その作業を悠季真理の方法論の再措定の作業としても位置付けた。

(結果)

(考察)

(結論)

(参考文献)
『素問』『霊枢』(内経医学会)『新釈 素問』『新釈 霊枢』(小曽戸丈夫)『黄帝三部針灸甲乙経新校』『医古文の基礎』『ヒポクラテス 古い医術について 他八編』(ヒポクラテス)『東洋医学概論』『新版 東洋医学概論』『漢方の歴史』『針灸の歴史』『誰にもわかる経絡治療講話』『よくわかる黄帝内経の基本としくみ』『やさしい中医学入門』『東洋医学のしくみ』『基本としくみがよくわかる 東洋医学の教科書』『中国医学はいかにつくられたか』『孫子』『老子・荘子』『霊枢概要』『霊枢講義』(渋江抽斎)『養生訓』『医心方 房内』『物語 中国の歴史』『メノン』『国家』(プラトン)『形而上学』(アリストテレス)『哲学史』(ヘーゲル)『唯物論の歴史』(西本一夫)『アリストテレス全集11 問題集』『世界の名著 ヘーゲル』『西洋科学史(1〜5)』『図説 医学史』『哲学・論理学研究(1)』『育児の認識学』『武道哲学講義(1〜3)』『「生命の歴史」誕生の論理学(第一巻)』
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