MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

規範、本能、認知症〜規範を量質転化化することの大事性〜

2019-10-21 08:10:00 | 覚え書(2)
規範というものを自身の内にしっかりと創りあげること=量質転化化することの大事性痛感する。

認知症へとなっていく父の言動を視ると、(父の場合には)規範が徐々に失われていって、ということが見えてくる。

具体的には、ああしなければならない、こうしてはいけない、ということを無視して、ああしたい、こうしたいが、優先されるようになっていっている。

要するに、対象の構造に見合ったアタマの働きが衰えていって、自分の思い、感情のままの言動となっていっている。

別言すれば、規範の喪失であろうか。

人類は、本能を失って、それに代わるものとして規範を誕生させた。

それだけに、規範を失っていくと、行き当たりばったりの、というか社会性のある=対象の構造に見合った言動が困難になっていく。

では、すべての規範が失われていくのかといえば、しっかりと量質転化化したものは、排泄はトイレでとか、ご飯をお箸でとか、寝るのは布団で、とかは残っていく。

それだけに、規範のしっかりとした量質転化化が、認知症へとなっていかないためには大事なこと、と思える。

何よりも自身の思いが一番として、対象の構造に見合ったアタマの働きを技化=量質転化化することを怠った罰というべきか......。



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