MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・睡眠に関わる問題等を論理的に説きます。

奇経八脈について〜使い方にも基本が必要であるのでは?〜

2017-02-16 18:01:16 | 鍼灸理論・東洋医学
奇経八脈、特に陽維脈・陰維脈、陽蹻脈・陰蹻脈について考えると、それらは、実際の施術の基本となるものでは?と思える。

これまで「奇経八脈」というものにはあまり興味が無かった、「正経」に対する「奇経」という名前からして「邪道」とか「変則」、「徒花」ということが連想され、学ぶにしても「正経」プラス「任脈・督脈」を充分に学んだ後に、との思いがしていた。

しかしながら、後期末試験の範囲ともなり、かつ昨日のブログに書いた経緯もあり、一般的にではあっても「奇経八脈」について学ばねばならないこととなってしまった。そこで何時もの如くに、実際の施術を通しての奇経八脈の学びを行なっていった、現在も行い続けている。

その結果として、例えば、陽蹻脈+陰蹻脈、陽維脈+陰維脈、陽維脈+帯脈……等々、要するに、奇経八脈をいくつか組み合わせたものは、実際の患者の身体のコリ、ハリや症状のある部位を合わせたものに、驚くほど一致する、ということに気づいた。

そこで思ったことは、「奇経八脈」は、基本である「正経十二脈」の、実際の施術への適用の基本となるもの、なのでは無いか?ということである。これは、非常に分かりにくい、説明し難いことなのであるが、例えば、「写真図解農家の指圧」(鈴木 達司著 農山漁村文化協会)で、背部の指圧、腹部の指圧、頭部の指圧……等々と基本の指圧が説かれた後に、腰痛に対する指圧、喘息に対する指圧、高血圧に対する指圧……等々と、基本の指圧の使い方の基本が説かれていた(と思う)が、それと同じ関係性が、正経十二脈と奇経八脈との間にあるのでは、と思える。詳細は改めて説きたい。
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