東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

水疱の持つ意味について考える

2015-05-20 17:22:36 | 日記
 水疱とは何かについて考えた。

 灸をすると自身の艾柱の作り方の未熟さもあって、日常的に水疱が出来る。
 これまで「水疱とは何か?」と捉え返すことが無かったので、その時の気分で、水疱をそのままにしたり、水を抜いたり、潰したりしていた。

 改めて「水疱とは何か?」「そもそも何故に水が溜まるのか?」と考える時、観念論的に言えば「身体は何をしようとしているのか?何の為に水疱を作っているのか?」との視点が必要と思える。

 近頃、常識と成って来た傷の回復には湿潤環境を保つ方が良いという事を考えると、身体は湿潤環境を作り出す為に水疱を作っているのではと考えられる。

 では、湿潤環境とは何なのか?何故それは傷の回復を早めるのか?と考えると、それは、生命体の初期の単細胞体の時代に生命体を育んだ太古の海としての環境なのではと思える。
 それ故、湿潤環境は細胞レベルでの身体の再生を促してくれるのではと。

 そう考えると、灸で火傷をしての水疱は、身体が火傷による損傷を回復させようとして湿潤環境=太古の海?を作り出しているのだという事ではと思える。
 それ故、安易に水疱は潰すべきで無く、かえって水疱を潰さ無い様に保つ必要があると思える。

 そういう観点からは膝に水が溜まるという事も不味い事ではないのではと、、、、、。
 

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